茶道を覗けば 茶道

茶道を覗けば_5(佐喜知庵の魔王)

魔宮_佐喜知庵

ここは、「佐喜知庵」という少し怖そうな名前がついています。
(この辺りは、豊田佐吉ゆかりの土地柄で、多分それを文字ったのでしょうが)

それはともかく、思い切って玄関に入り込んだ話の続きです。

広いたたき(土間)に、大きな靴脱ぎ石があり、しんとして人の気配がありません。
正面に「どうぞお上がりください。」と書いてあります。

小生もう半ばやけくそで、靴を脱いで単身上がりこみました。

迷宮への案内

「こちらへ→」と
ありますので、魔宮に迷い込んだ勇者よろしく、敵陣深くへ進みます。

そこは、結構広い廊下があり、ガラス戸越しに庭が見渡せるようになっています。
「うん、ここで縁側にでも腰掛けて庭を見ていると、抹茶が出てくるという趣向だな」と、
やや気持が落ち着きました。

佐喜知庵の廊下

ここまでは、不安ではあったものの、この後の展開は全く予想していませんでした。

小生が、庭を眺めながら廊下を奥に向かってゆっくり進んでいる時、
突然反対側の襖が音も無く開きました。

すわ、出たな迷宮の魔王! (つづく)

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コメント

  1. […] <佐喜知庵の魔王>の一件以来、多少なりとも茶道に興味が湧いた小生は、 […]

  2. […]  よって、その日に担当した社中により、呈茶の内容も違い、、魔王のときの […]

  3. […]  そういえば、かの佐喜知庵の魔王もこんな雰囲気だったかなぁ […]

  4. lotlove より:

    Спасибо буду заходить

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