魔王ふたたび_9(魔王の実体)

 「私、Kでございます。 どちら様でしょうか。」
小生の隣には、いかにも茶人の風格を漂わせた年配の御婦人が
座って、小生に不思議そうに問いかけているのです。

  佐喜知庵21
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魔王ふたたび_8(開き直るストーカー)

 相手はさすがに魔王です。 ひらりひらりと小生の攻撃をかわして
いるようにみえます。 それにしても、自分のやっていることをよ~く
振り返ってみると_  これは、まるでストーカーではないか。

  佐喜知庵16
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魔王ふたたび_7(下手な作り話)

 「K(先生)は先ほど急用ができたため、急いで帰りました。」
お運び先生のこの言葉は、小生が全く予想もしないものでした。
その話ぶりから察するに、どうやら親戚に不幸があったような
雰囲気です。

 こういうことって、本当に有り得るのか?(あるのです)

  佐喜知庵14
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魔王ふたたび_6(このまま帰れぬ)

 ゴールデンウイークの初日に、小生は他の計画を全部取りやめて、
K先生に会うために佐喜知庵に出かけることにしました。
 当日の朝、念の為に佐喜知庵の事務所に電話を掛け、本当に
今日の担当がK先生であることを確かめるのも忘れませんでした。

   佐喜知庵11
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魔王ふたたび_5(脈略なき行動)

 先回、佐喜知庵の魔王こと、小生にとっての謎の、心の師匠に
ついに15年ぶりに会えるか_ というお話をしました。
 この時は何らかの妨害が入ったとしか思えぬような偶然が
重なって、とうとう再会の機会を逸したのですが、それからおよそ
1年が経った、今年の初めごろのお話です。

   佐喜知庵8
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魔王ふたたび_4(とりあえずの結末)

 深夜に、娘が突然体調を崩しました。
ずっと吐き気と腹痛がひどくて苦しそうです。
 夜間の緊急診療所で、とりあえず薬をもらったあと、紹介された
病院で点滴などを受けましたが、朝になってもまだ熱が下がらず、
すぐには回復しそうにありません。

   佐吉庵7
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魔王ふたたび_3(後ろめたい決断)

 小生はこのブログの中で、たまたま茶道に関する話を書いていますが、
もちろん茶道のプロでも熱烈な茶道崇拝者でもありません。
 いやそれどころか、ご存知のように小生は茶道に関して全くの素人で、
普段は茶道とはおよそ無縁の生活を過ごしており、何年もの間、茶道と
一切の関わりが無かったとしても、それでどうということもない_ 
といったような毎日を送っているのです。 

   佐吉庵4
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魔王ふたたび_2(ひょっとする手掛り)

 小生の心の中で、今や教祖か預言者かのような存在と化していて、
それでいてどうしても再会することのできぬ「佐喜知庵」の、謎の師匠
についてのお話の続きです。

   佐吉庵1
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魔王ふたたび_1(未完の物語)

 まだ茶道について何も知識が無かった小生を、不思議な魔力で
茶道の世界にいざなった_ 佐喜知庵の「魔王」。
 かの師匠との出会いを思い出すたびに、小生は懐かしさとともに、
「どうしてもう少し手がかりを残しておかなかったのか」という悔悟の
念を禁じえないのです。

   佐吉庵-1      
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