魔王ふたたび

茶道

魔王ふたたび_9(魔王の実体)

 「私、Kでございます。 どちら様でしょうか。」 小生の隣には、いかにも茶人の風格を漂わせた年配の御婦人が 座って、小生に不思議そうに問いかけているのです。   
茶道

魔王ふたたび_8(開き直るストーカー)

 相手はさすがに魔王です。 ひらりひらりと小生の攻撃をかわして いるようにみえます。 それにしても、自分のやっていることをよ~く 振り返ってみると_  これは、まるでストーカーではないか。   
茶道

魔王ふたたび_7(下手な作り話)

 「K(先生)は先ほど急用ができたため、急いで帰りました。」 お運び先生のこの言葉は、小生が全く予想もしないものでした。 その話ぶりから察するに、どうやら親戚に不幸があったような 雰囲気です。  こ......   続きを読む ≫
茶道

魔王ふたたび_6(このまま帰れぬ)

 ゴールデンウイークの初日に、小生は他の計画を全部取りやめて、 K先生に会うために佐喜知庵に出かけることにしました。  当日の朝、念の為に佐喜知庵の事務所に電話を掛け、本当に 今日の担当がK先生である......   続きを読む ≫
茶道

魔王ふたたび_5(脈略なき行動)

 先回、佐喜知庵の魔王こと、小生にとっての謎の、心の師匠に ついに15年ぶりに会えるか_ というお話をしました。  この時は何らかの妨害が入ったとしか思えぬような偶然が 重なって、とうとう再会の機会を......   続きを読む ≫
茶道

魔王ふたたび_4(とりあえずの結末)

 深夜に、娘が突然体調を崩しました。 ずっと吐き気と腹痛がひどくて苦しそうです。  夜間の緊急診療所で、とりあえず薬をもらったあと、紹介された 病院で点滴などを受けましたが、朝になってもまだ熱が下がら......   続きを読む ≫
茶道

魔王ふたたび_3(後ろめたい決断)

 小生はこのブログの中で、たまたま茶道に関する話を書いていますが、 もちろん茶道のプロでも熱烈な茶道崇拝者でもありません。  いやそれどころか、ご存知のように小生は茶道に関して全くの素人で、 普段は茶......   続きを読む ≫
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魔王ふたたび_2(ひょっとする手掛り)

 小生の心の中で、今や教祖か預言者かのような存在と化していて、 それでいてどうしても再会することのできぬ「佐喜知庵」の、謎の師匠 についてのお話の続きです。    
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魔王ふたたび_1(未完の物語)

 まだ茶道について何も知識が無かった小生を、不思議な魔力で 茶道の世界にいざなった_ 佐喜知庵の「魔王」。  かの師匠との出会いを思い出すたびに、小生は懐かしさとともに、 「どうしてもう少し手がかりを......   続きを読む ≫
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