引越し披露に窮し、パーティではなくて「茶会」を開いて友人を招待
したらどうかと思いついたというお話の続きです。
(80日ぶりですが何気なく続けます)
「茶道の本」によれば_
招待する客はよく吟味して、特に「正客」は充分にその道に精通した
人でなければならない。 などと書いてあります。
なるほど、茶会を開くからには、招待する側もされる側も、互いに
茶道の心得が無くては、舞台の幕が上がっても何も始まらぬなどと
いうことになりそうです。 でも_ 小生の友人たちはどうみても
あまり「茶道」とは縁が無さそうに見えます。
第一こちらから一方的に「茶会」をやりますからお出でください_
などと言ったら、普通の人はたいてい迷惑に思いそうでもあります。
では、「茶会」ではなくて、単に食事を出して、後で抹茶と菓子を出す
だけというのはどうだろう。
まあ、それでもよいわけですが... どうも面白くありません。
しかし、よく考えてみると_
我が家では「招待する側」のタブーを既に大幅に破っています。
ならば、「招待される側」のタブーなど全然気にしなくて良いのでは
ないか。 つまり、茶会の客が茶道を知らなくても、何ら差し支え無い
のではないか。
...こうして、お堅い茶道関係者なら眉をひそめる、もしくは目を
回すような「茶会」に対して、一歩踏み出すことになったのです。
小生は、古くからの友人達と、夫婦揃っての付き合いが結構続いて
いますが、その中から取り敢えず6人程度、つまり3組の夫婦を
招待候補として、それとなく探りを入れたところ...
A家:夫_ 「茶会? 何だそりゃ」
妻_ 「茶道ねえ。 もう忘れちゃったわ」
( ...まあ、想定内の反応です)
B家:夫_ 「キミィ、一体何を気取っとるんだね」
妻_ 「えぇ_!? だめよそんなの」
( ...う~む、 やはり無謀な試みかも)
C家:夫_ 「市民茶会なら行ったことがあります、はい」
(でも、正座も胡坐もできないのは、この男だ!: 「怪しい友人」参照)
妻_ 「娘が茶道をやっています。 まあ、私も少々...ホホホ」
(よし! 正客が見つかった)
なんだか_ やれそうな気がするようなしないような...。(つづく)
コメント
震災後、更新がないのでもしかして何かあったのではと心配しておりました。また、楽しみにしております。
いえいえ、ただ単に忙しかっただけで、今後もどの程度の頻度で
更新できるか解らないのですが...
ともあれ、お気遣いありがとうございました。
茶道入門者の私も茶事に目覚め.我が家には.つくばいも茶室もないのに無謀?な茶事しようと企んでます。
同じ穴の◎に出会えた気分で嬉しい。語り口もいいですね。
いつか遊びに来て下さいね。私のような貧乏人でも出来る茶事遊びしましょう。
Ahさん、コメントを有難うございました。
「無謀な茶事」、「茶事遊び」、結構だと思います。
よろしくお付き合いを...