自然一杯の中に住む知人たちが、絶妙な環境に「寧日庵」という
茶室を造ったという話の続きです。
こういう友人や知人の話を聞いたり、家を訪ねたりすると、つい
羨ましくなって、小生もこんな所に住んでみるのも悪くないな、歳を
とって都会の生活に疲れたら(もうそうなっていますが)、土地でも
買って_などと夢想したりするのですが、そんな経済力があるかは
別として、実際には、小生のような甘い考えでは、とてもこういった
環境で生活するのは無理なような気がします。
例えば、冬に備えてたくさんの薪を用意しておく必要があるとか、
大雨が降ったらどうするかとか、寝ている時枕の辺りに狂暴そうな
虫が這ってきたらとか...
いやはや、自然の中での生活は小生の場合、休日に時々経験
すれば充分であることにすぐに気付かされるのです。
ところで、この寧日庵の「仲間たち」というのは、そもそもカミさんの
茶道関連の知人であり、皆家庭や仕事を持った主婦でそれぞれに
忙しく、そんなに本格的に茶道を稽古していたわけではないうえに、
このところしばらく稽古から遠ざかっている_ というような人たちが
集まっています。
そして、念願の寧日庵が出来たのを機会に、再開したいと考えて
いた茶道の稽古は、最近になってやっと出稽古をしてくれる先生が
見つかったので、今は月に一度くらい集まって楽しくやっているとの
お話です。
実は小生は、初めてこの寧日庵の話を聞いた時から、それは凄い、
何だかとても楽しくなるような話ではないか。 もし、その仲間たちが
「茶会」を開催することになって、そしてもし、小生がその茶会に出席
できることになったなら、どんなに素敵なことだろう_ と、
ずっと考えていました。
だって、メンバー構成から考えて、きっと堅苦しくない茶会になるに
違いない。 いやいやそれだけではなくて、素人でも気兼ねなく出席
してもよい、「例の茶会」になるのではないか。
つまりそれは、小生がずっと望んでいる例の「異端の茶会」に他なら
ないのではないか...と。
そして_ それは本当に実現したのです。
寧日庵から小生が茶会に招待されたのです。
しかも、(いろいろな事情があって)どうやら小生をメインゲストとして
茶会を催してくれようとしているらしいのです!!
(ちっとも話が進みませんが、この項つづく)