異端の茶会_18(パジャマで手づかみ)

 そして、気がつけば、小生が前々から一度はやってみたいと考えていた、
素人が気楽に出席できる茶会、すなわち_ 「小学生の注意書」で、夢想
したような、つまり、たとえ出席者が素人でも、何も作法を知らなくても、
ハンカチしか持っていなくても、そして一所懸命に勉強して備えなくても、
招かれたら喜んで出かけることができるような_ そんな茶会を開く機会に
恵まれたことに、気付いたのでした。

犬山焼

 我が家の初めての茶会の時もそうでしたが、今回も事の成り行きは
「こんな」茶会を開きたいと思い立って、その目標に向かって突き進む
というのとは少々違っています。
 そうではなくて、今からやろうとしていることは、いつもやりたいと
思っている「例の」ことではないか_ と、大分経ってから気付くという
ようなことなのです。(まあ、人生そんなものかもしれませんが...)

 今回の茶会の基本方針三カ条はこうです。
(1)我が家としては、できる限り正式の「茶会」に近くなるよう準備する。
(2)当日は、茶道を知らぬ客に対しても、普通の「茶会」のように接する。
(3)作法を知らぬ客が困ったり嫌な思いをしたりしないように気配りする。

 つまり、我が家サイドとしては大まじめで茶会を開くのであるが、
かといって客に茶道の作法を押し付けたりしない_というものです。
 もし、茶道の心得がある客が「正しい作法で」振舞ってくれるのなら、
それはそれでよいし、何も知らぬ客が、作法に全然合わぬ振舞いを
したとしてもまた、なんら問題はないというスタンスなのです。

 客の振舞いというものは、「パーティ」ならば、こうでなければならぬ、
そして「茶会」ならば、こうでなければならぬ_ ということではなくて、
客が好きなように振舞って、気分よく過ごしてくれるなら、それでこそ
「おもてなし」になるのではないか_ 
 これはご存知、小生がずっと思い続けていることなのですから。

手作り和菓子

 とはいえ、単に何でもありの寄り集まりではつまらぬような気がします。
そこで、招待側としては大まじめに「茶会」を執り行なおうというわけです。
 またそれによって、茶道に無縁の人たちも茶会の楽しさを知ってくれる
かもしれません。

 ...そうは言っても、もし客が「茶会」を全然ぶち壊しにするような
言動をしたらどうするのか_ 
 
 いやいや、そんなことは「茶会」であろうが「パーティ」であろうが、
はたまた葬_じゃなくて「結婚式」であろうが同じことではないか。
 1人前の大人が何らかの集いに招待されたなら、そこには自ずから
最低限の礼儀とか作法といったものが存在し、それに外れた行動で
なければ、特に同席者に迷惑をかけるはずもなく、もしそれ以上に
「見事な」振舞いがしたい人がいれば、(小生がよくやるように)図書館
の蔵書でも調べて、予備知識を得ておけばよいのではないだろうか。

 パーティにパジャマで出席するとか、料理を(ピザはともかく)手づかみで
食べる人がいたらどうしよう_ などと心配しませんよね、普通。(つづく)

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