茶道 寧日庵3

寧日庵3_6(変身の黒紳士)

 定刻より少し早く寧日庵に到着し、駐車スペースに車を入れていると、
すぐ横に大型バイクが横付けされ、そして黒のヘルメット、黒のツナギの
見知らぬ(見えませんが)男性が小生に近づいて来ました。  

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 あまり茶会には似つかわしくない風体の、この男は一体何者かと訝しん
でいると、その男性はヘルメットを脱いでにこやかに挨拶してきます。
そこで小生もやっと気付いたのですが、彼は小生のカミさんの茶道教室に
来てくれていたメンバーの一人で、今回初めて寧日庵茶会に招待された
とのことです。
 いいですねぇ_  こうやって、昔の?仲間がだんだん集まってくると
いうのは、何かとても嬉しいような心強いような気がします。
 この先も、もし寧日庵茶会が続くなら、何年か先にはどのような茶会に
なっているのだろうか……。

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   (リビングの窓から望む)

 それにしても、彼はこの格好で茶会に出るのかな? 
まぁ、そこは「異端の茶会」ですから、そんなに問題にすることもない
のですが…… と思っていたら、玄関前で黒のツナギを脱ぎ去ると、
中から颯爽とした黒いスーツの紳士が登場したではありませんか。
 いや_ 見事なご変身。これって、とてもカッコいいやり方ですよね。
別の機会に小生も真似をしてみようかな。
作務衣を脱ぎ捨てたらきっちり紋付袴姿だったなんて、いいかもしれない。
どちらも持ってないので無理ですが……。

 例年同様、全員がまずリビングで白湯などを頂きながら顔合わせします。
今回のメンバーは、亭主側は例年のように寧日仲間のAさんBさんCさんの
3人と師匠、客側は仲間Aの御主人、仲間Dさん、そして小生と小生の娘、
それに初登場の黒紳士の合計5人です。

  neijitsu310

 このころには、小生はもう正客をきっちり務めよう_などという気持ちを
すっかり捨てていました。 正客の手順もある程度は確認してきたのですが、
成り行きから言って今回はいかにも勉強不足です。

 まぁいいでしょう。 前回までの体験で分かるように、一生懸命勉強した
つもりでも、どうせまともな振る舞いは出来ないのですから、肩の力を抜い
て、せいぜい今日一日の茶会を楽しむことにします。
 
 で、まず席入りです。 (この項つづく)

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コメント

  1. 近藤裕彦 より:

     ひざ痛お大事に。
     小生、お陰様で現在は身体の動きに関して不都合なところはまったくありません。
     筋肉痛さえ覚えません。
     今週の土曜日でスポーツジム利用回数が節目の500回を迎えます。
     一年で一番スケジュールの多い5月6月も元気に過ごせています。
     肌のシミを堅実に増やしながら日焼けし続けています。
     スポーツジムでは、色々な身体的障害を克服に努めてみえる方が多くいます。(小生も肩の障害回復におよそ2年かかりましたが)
     貴殿も、時間がかかると思いますが一歩いっぽ回復されますよ~に。

  2. kitapon より:

     有難うございます。
    それにしてもお元気なことで、これを読んでいる人は、いくら何でも
    貴殿が○○歳を過ぎているとは、夢思わぬでしょうね。
     小生も頑張らなくちゃ_

  3. 木村正子 より:

    カッカッコイイ! 映画だったら、こんな素敵な黒紳士が登場したら、救世主現る!でハッピーエンドですよね~(笑)

  4. kitapon より:

    この黒紳士は、詳しくは書きませんが、実は仕事の技能で
    日本チャンピオンになったりしているカッコいい人なのです。

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