閑話諸口

英語の教師_7(正しい解答)

 「オールドミス」などという大層失敬なあだ名がついてしまった先生
の話のつづきです。  
 宿題をいつも忘れて行く小生には、
「○○くぅん、また宿題忘れたのぉ。だめじゃない。」と、特に怒った風
でもなく、こちらの顔をじっと見つめて問い詰めてくるのです。
 小生はもう全然逆らう気力を無くして、「次は必ずやってきます」と、
答えざるをえなくなってしまいます。(やってきませんが)

   OldMiss3
   (写真は本文とは関係ありません)

 今から考えると、この先生はいわゆる「先生」らしさが全然なくて、
(体育会系の)「先輩」と言った方がぴったりしたように思います。
 そしてその話し言葉は、どうも(関西弁ならぬ)東京弁であった
ようです。(昔はそんな物があったのです)

 もともとこの先生は、小生たちの担当ではなかったのですが、
何らかの都合で代理に数カ月の間担当になったという事情です。
 初めての授業では、自分の学生時代にすごく恥ずかしがりやで、
いろんな失敗をしてしまったという話を、まるでひとり言のように
ハスキーな声でゆっくり話すのを、生徒達は何となく引き込まれて
聞いているうちに授業が終わって、先生が帰った後で、「ところで
何の授業だったんだろう」と、不思議な気持ちになったものです。

 さて、この先生(仮に桜井先生としておきます)が担当である
時の、定期テストにおける英語のテストでの話です。

   OldMiss4
   (写真は本文とは関係ありません)

 次の英文が正しければ○を書き、間違いがあれば、正しい英文に
直しなさい_ という設問で、次のような問題でした。

 Mr.Kato play tennis. (正解は play を plays にする)とか、 
 I have many water. (正解は many を much とする)など
という問題の中に 
 Our teacher is Miss Sakurai.(我々の教師は桜井先生です)
というのがあり、
「う~ん、これは特に間違いは無いから ○ だな」と判断して、次へ
進んだのですが、何となくこの問題が気になってしかたなかったの
です。

   OldMiss5
   (写真は本文とは関係ありません)

 そしてテストの終了間近になったときに、小生はどうしても我慢が
できなくなって_ 
とうとう、次のように解答を書き直してしまいました。
 (...この話の「オチ」、もうわかりましたか?)

  Our teacher is Old Miss Sakurai.   (この項終わり)

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コメント

  1. 近藤裕彦 より:

    はっはっ・・・

    しかしよく幼き頃を覚えているねぇ・・・感心感心(^^ゞ

    お陰さまで、身体の具合は95%ほど回復しました。
    9月からスポーツクラブ通いを再開しようと狙っています。

    なんせ、体重・体脂肪率ともに2ポイント程上昇。
    一昨日の公園草刈り参加の結果は筋肉痛とやいやいです。

    次回作、また期待します。ふんじゃあ(^^ゞ

  2. kitapon より:

    お元気になったようでなによりです。

    覚えている先生は覚えていますが、覚えていない先生のことは
    全然思い出せないから面白いものですね。
    特に高校の先生は、ある程度思い出せる人が(大嫌いも含めて)
    3人しかいなかったので、自分でもびっくりです。

  3. mako より:

    これを書く勇気はなかったですね~(笑)

  4. kitapon より:

    makoさん
    すみません。またスパム扱いになっていて、確認がおくれました。
    でも、「これを書く勇気はなかったですね~」の意味が解らないん
    ですけれども...

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