ここまでは自由に出入りできます。
そして、この入口で入苑料100円(や、やすい!)を支払うと、あとは
庭園を歩き回ったり、建物内を見物したりすることができるのです。
まずは、池泉回遊式の庭園に行くことにしましょう。
そもそも丈山苑とは、三河武士たる石川丈山が、家康に蟄居
させられたのを機に学を志し、ついには京都に詩仙堂なる別荘
を開いて、そこで悠々自適の文人としての生涯を送った_のに
ちなんで、生誕の地であるここ(愛知県安城市)に、詩仙堂を
イメージした施設を再現した_ というものらしいです。
道の途中に、御存じ鹿威しがあります。
ここのは大きくて、竹の直径が15センチくらいありそうです。
小生はこれが結構好きで、どこかで見かけると、2~3回石を
打つまでじっと待っていたりします。
大きいのでなかなか水が溜まらず、少し動いてもそのまま止まって
いたりするので、いらいらしながら待っていると(いらいらするなら
待たなければよい)、そのうちやっと、コ~ンといい音で鳴りました。
大きな音なので、丈山苑の中のどこにいても、いつもこの音が
聞こえてきます。
時々、木々の間から建物(詩仙閣)とその上に設けられた望楼が
覗けます。
釣り人かと思ったら庭師さんでした。(こんな所で釣りはしない)
こういう施設はどこでも、それはそれは手入れが大変であろうと
思われますが、そういえばここは本当にいつも綺麗に手入れ
されていて、塵ひとつ落ちていないという形容がぴったりです。
小振りな池のある庭園に出ました。
よさそうな四阿(あずまや)もあり、立派な庭であるとは思うの
ですが、小生はいつもこの庭園が何となく他の施設に溶け込んで
いないような気がしてなりません。
と、文句を言ったところで、続きは次回へ。 (この項つづく)
コメント
西三河出身ですが知りませんでした。
手入れの行き届いた由緒ある施設なのに百円は安い!
太い孟宗竹で作られた鹿威しの音を聞きに
いづれ訪れたいと思いました。
入荘料の安さ驚きですね。
鹿威しのこ気味良い「コヵーン~~」も聞いてみたい。
いづれ訪れたいと思いました。
どちらのコメントもスパムメールと判定されていたため
気付かぬままで、返事が遅れてすみません。
そう、ここはぜひ一度訪れてみてください。