茶道 茶の湯余聞

茶の湯余聞_9(よい風の茶会-1)

  三好1 

 「券が一枚余ったけど、行く?」 とカミさんがいうので、
そうだなぁ、しばらく茶道にも縁がなかったし、いってみようかな_
というわけで、車で1時間強かけて、久し振りに茶会(大寄せ)に行って
きました。 メンバーは、カミさんのグループに小生が一人混ぜてもらった
という具合です。

 本日の茶会は、点心(簡単な料理)と薄茶2席とのことで、昼少し前に
着いて、午後の部の最初の席に入る予定でした。

 ところが、他の客との都合で、まず先に点心をどうぞ_ と案内
されたのですが、まだあまり腹もすいてなかったため、ほとんど残して
しまいました。
 普通なら無理にでも詰め込むところでしょうが、どうも歳をとると食い過ぎ
が一番体調にこたえるようで、最近は決して無理な食べ方はしないように
注意しています。(あ~もったいな)

 で、午後の席入りのために待合室に行ったところ、いつの間にか
すっかり満員で、午後最初という予定は大幅に狂ってしまいました。

 まあ、やむをえません。 順番が来るまで待つことにしましょう。
と、このあたりまでは、小生も鷹揚に構えていたのです。

  三好2

 _ この待合室からは庭がよく見えます。

 今日は本当によい陽気で、庭の眺めも大変よく(但し茶庭としては大した
ことはないような気がしましたが)、右手の奥には岩の間から水が流れて
来る仕掛けで、見ていて本当に気持ちが爽やかになるような _

 おっ、いい風が吹いてきます。 2~3日前までは結構暑かったの
ですが、今日はちょうどよいくらいで、風がとても気持ちよく感じます。

 ところで、先ほどから待合室にいる人達に少しも異動がありません。
これでは我々の番はまだまだ先のようです。

 それにしても今日はよい陽気で、庭は本当に気持ちがよくて_

  三好4

 気がつくと、庭の隅の奥の方に小間の席が見えるのですが、そこの
にじり口がやっと開いて、どうやら前の組が終わったようです。
 そこは気をつけないと頭を打つぞ打つぞ...などと思って見ていたら
本当に頭を打ち当てた人がいて_ 
 今のは相当痛かったみたいだが、大丈夫かいな...。

 さて、待合室に少々動きがありましたが、まだまだとても我々の出番
ではないようで、 また続けて待つことになりました。

 おっ、またいい風が吹いてきます。岩の間から水の流れる様子が...

 そういえば、小生が初めて大寄せなるものに行ったときも、さんざん
待たされたことを思い出しました。
 あのときは、ビルの一室での茶会で、待合室などはまるで総合病院の
待合室のようで... それに比べれば今日はまるで天国です。
景色はよいし、いい風が吹いて来るし...    (この項つづく)

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