茶道 茶の湯余聞

茶の湯余聞_5(不思議な桜まつり-1)

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 昨日、仕事で近郊の客先へ出かけたのですが、予想より早く
仕事が方付いたため、戻って次の仕事をするまでに、1時間以上
時間が空きました。
(小生の話は、10年ぐらい前の話だったり、子供の頃の話
だったりすることが多いのですが、今回はホットな話題です)

 1時間以上あるなら、帰り道の小生馴染みの呈茶施設へ寄って
一服するに丁度良いなぁ、いやしかし今は花見の季節の真っ最中
なので、どこか桜がきれいに咲いている所を見つけて休憩するのも
悪くないぞ、でも ただ桜の下で休んでいてもしょうがないから、
これはやっぱり呈茶の方がよいかな_。 いやいや、桜の下に
自販機でもあれば、何か飲み物でも買って…。  などと、
例の如く優柔不断に迷いながら車を走らせていると、交差点辺り
に「○○町 枝垂れ桜まつり。ここを左折」と看板があります。

 迷っていたところにこの看板です。これは神の意志に違いない
(それ程のことではありませんが)とて、すぐに左折しました。

 この○○町というのは、まあいわゆる都会ではなく、低い山々に
囲まれた地域で、小生の済んでいる近くでは特別に自然が残って
いるといった雰囲気の地方と言えます。

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 しかし_ よく考えてみれば、今は何ということも無い平日の
2時ごろです。 「まつり」といっても、日曜とか、夜とかなら
ともかく、こんな時間に人が集まっているはずもなく、門が
閉まっていて、「本日はお休み」とか書いてあるのではないか、
まあ、それならばそれで...  などと思いつつ車を走らせると、
「枝垂れ桜まつり 駐車場」として矢印のついた看板があります。
 ここを曲がって、畑に乗り込みそうになりながら細い道を進んで
行ったのですが、駐車場らしき場所はどこにもありません。

 そのうちに、工事中の場所に行きあたってそれ以上進めなく
なってしまいました。 やむなく、工事をしているおじさんに
 「あの~、枝垂れ桜まつり というのはどこでやって…」と尋ねた
ところ、山の上の方を見上げて「お~い、なんとかまつりって、
どこでやっとるんだ!」と大きな声で別の人にきいてくれました。
「あ~それは確か向こうの国道にでて、それから左に回って...」

 いや、確かに今「駐車場」の看板が_ と思いつつも車を戻します。
でもどうやら、これから起こる情景が見えるような気がします。
小生はこういう場合どこへ行っても、たいていは誰もいないところで、
たった一人で見物したり、お茶を飲んだりして帰ってくるのが常です。

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 今日も多分小生が行くと、まあ枝垂れ桜はきっと咲いているので
しょうが、何も準備されていない場所に「まつり」と書かれた看板が
ひっそりと立ててあり、申し訳程度に何か説明の書いてある資料が
置いてあったりして、そこをうろうろしている小生を見て、係りの人が
「こんな時間に一体何しに来たのだ。暇な人がいるものだ」などと
言いたげにこちらを窺っている_ と、そんなことに決まってます。

 あっ、簡単に話をしようと思っていたのに、余計なことをいろいろ
書いているうちに、長くなくなってしまったようです。
では、近いうちにこの続きを...          (この項つづく)

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コメント

  1. タチアオイ より:

    早く続きを読ませて~
    (隠れROMのファンより)

  2. kitapon より:

    タチアオイさん、コメントをありがとうございました。

    でも_
    大した話ではありませんので、あまり期待されませんように..。

  3. タチアオイ より:

    いつも、とても共感できる内容と、読みやすく楽しい文章に引き込まれてしまいます。「○○町 枝垂れ桜まつり」はどうなるのでしょうね。スリルとサスペンス!

  4. kitapon より:

    え~と、
    あまり期待されませんように..。

  5. タチアオイ より:

    ワクワク=期待心or乙女心(厚かましくも)?
    プレッシャーを感じておられるかもなど、まったく考えないノーテンキですから、kitaponパパさんもプレッシャーなんかまったく感じないで下さい。こんな楽しいオトナのブログってそうそうありませんから、読ませていただくだけで、ありがとう、です。

  6. kitapon より:

    それでは_
    次回をぜひご期待ください。

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