茶事とは難題_9(無口な助太刀)

 恥をかけばよい。 そう腹を決めたところ、何だか気が落ち着いた
せいか、本に書いてあることが良く解るようになってきたのは、
不思議なものです。

濃茶テキスト2
   (写真は淡交・別冊「利休」より)

 なになに、こうやって濃茶の茶碗を受け取って、会釈して、
ズズーと飲んで、それから茶巾みたいなもので、こうやって
拭きとって、今度はこうやって渡す...と。

 なんだ、大したことはないじゃないですか。
(もうすっかり自信を取り戻しています)

 それに_  永年の(さすらいの)経験で、小生には隣の人の
動作を横目で見ながら、すぐに真似をすることができるという
特技もあるのです。 (これもカンニングの一種ですが)

 食事の手順は、この方法で何とかなりそうな気もしてきました。
でも、隣の人が間違えると、小生も一緒になって間違えるので
それを見ていた気の弱いヴェテランが真似をして、気がつけば
全員揃って間違った動作を_ (そんなゲームがあったような)
      ...などということは起きないでしょうが。

 さらに有難い知らせが届きました。
先方でも小生のことを心配してくれて、当日は小生専用に
強力な助太刀人を隣の席に付けてくれるとのことです。 

 不思議なもので、物事は良い方へ向かい出すとどんどんよくなって
いくようです。 思えば、入門書を放り出してふて寝していた時が、
運気の底だったのかもしれません。

 で、その助太刀をしてくれるのは、小生も面識がある茶人(男性)で、
あのヴェテランが隣に居てくれるのであれば、もう安心です。

 でも、よく思い出してみると...
その人は少々変わっていて、永年茶道に関係しているのに、
茶道が嫌いというか面倒な作法などが嫌いで、茶会にも
あまり出たがらず、たまに出席してもわざと手順を省略したり、
勝手に自分流で済ますということで有名な人なのです。

 おまけに、その人は大変無口です。 (う~む。 微妙~。)

茶庭1

 こうして、とにもかくにも茶会の朝を迎えたのです。(つづく)

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