異端の茶会_12(もたつく伊賀者)

玄関の鉢植

 我が家には庭などありませんので、(本当はほんの少しありますが)
入口あたりに、何もないよりはましであろうと、鉢植えなどを精一杯
並べてみました。 多少はそれらしい雰囲気が出たような...。
 
 準備が出来た目印に水を打たなくてはならぬのですが、水桶や柄杓
などないので、やかんに水を入れてチョロチョロと撒いたのですが_  
とても人に見せられぬ光景です。
 ぐずぐずしているうちに、最初のお客様が来てしまいました。 慌てて
家の中へ隠れます。 

寄付

 寄り付き(待合室)は、一階の小生の仕事場を利用して、何とか荷物も
置けるようにしました。掛け物は、絵が好きだった小生の亡父が描いた、
珍しい「大津絵」を掛け、事務机にテーブルクロスを掛けた上には、以前
「やきもの散歩道」で買った、手あぶりと茶香炉を用意しました。

 お客様に白湯などをお出しするのも、裏方一般の小生の役割です。
ただし、茶会では裏方でも、我が家としては「亭主」ですので、お客様に
挨拶したり、変則茶会の説明をしたりしている内に、開始の合図があり、
お客様に二階の「茶室」へ上がって頂きます。

関守石

 これは、関守石(せきもりいし:通行止めの印)のつもりです。
最初は、紙か布で作ろうと考えて、下絵を描いている内に、面倒になり、
その下絵をそのまま使う事にしたものです。
 これは、子供部屋や浴室のドアの前に置きました。

 茶会となれば、やはり蹲踞(つくばい:手水鉢)で手などを清めて頂き
たいところですが、庭もない我が家には無理な相談で、どうしたものかと
思案の結果、寒い時期でもあり、暖かい「おしぼり」を使ってもらうことに
しました。

 雰囲気を出すため(と、部屋の粗を隠すため)、通路にあたる居間は
カーテンを引いて暗くし、パソコンには節分の鬼と、「おしぼりをどうぞ」
などと表示してあります。

おしぼりをどうぞ

 この「おしぼり」を温めるタイミングもなかなか難しく、サッと用意して
自分はサッと隠れるというような具合で、もし黒い衣服で固めたならば、
さしずめ伊賀者_ といったところです。

 しかし、なかなか予定通りにはいかぬもので、最初はうまくこなした
のですが、午後の席の時おしぼりをレンジから出したところ、レンジの
汚れが付いたのか、おしぼりのあちこちが黒くなっており、とても人に
出せる状態ではありません。

 また急いで洗って、もう一度レンジで温めて、「チン!」と言わぬように
寸前で止めて_ おっと、お客様がそこまで来ているような...(つづく)

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