次に問題なのは正座です。
小生は小さい頃から正座が苦手で、その上ラジオか何かで
子供が正座をすると足の発育に宜しくない。などという話を
聞いたときに、さもありなんと思い、それ以来無理に正座を
しないようにもしてきました。
でも、医学上の論争はともかく、取り敢えず今度の茶会に
正座はできませんでは、済まないでしょう。
「あら、あの方変わった座り方をされてますわね」
「なんでも、お師匠さんのご紹介でいらした方らしいですわよ」
...。
10分~20分ぐらいは小生でも我慢できるのです。
小生のライフワークになっている呈茶所めぐりは、この程度でも
何とかなります。
しかし今回の茶事では、どうやら1時間!とか2時間!!とかの
持続が必要なようです。 これはいかにも無理な気がします。
あと数年ならともかく、数日ではどうにもならないような...。
よく、痺れがきれるという人がいますが、本当に正座が苦手な
者にとっては、痺れなどという次元の話ではなく、足の筋を痛める
もしくは、足首あるいは膝の骨格に異常をきたすという感じで、
無理をすると冗談抜きで大変なことになるかもしれません。
小生は常々、茶道普及の最大の敵は、この正座であろうと
考えています。 若い人はもちろん、年配になると今度は足が
弱くなり、正座ができぬ人が多いようです。
もちろん、立礼(腰かけてお茶を点てたり飲んだりする方式)
というものがあることは知っていますが、あれはどうも...
ま、やはり最初から最後まで畳の上に正座していないことには、
茶道(茶会)の価値が半減してしまうようにも思います。
何だか言っていることが思い切り矛盾してますが。 (つづく)