茶道 寧日庵茶会

寧日庵茶会_5(パーティの待合)

 ネクタイを締めた小生と普段着の娘のコンビは、遅れては大変と、
かなり早く家を出たおかげで、指定された時間より大分早く寧日庵
に着きそうになりました。 やむなく道端に車を停めて新聞などを
読みながら時間を潰したのですが、こうゆう場面って、もし関係者
に見られたら_  とっても気まずいですよね。

   neijitsu15

 さて、適当な時間になったので何食わぬ顔で寧日庵に着いた
小生達は、すぐに全員と顔合わせして挨拶の後、待合代わりの
リビングで白湯など頂きました。
 このリビングは全くの洋風の洒落た部屋なので、ここだけ見れば、
今から茶会ではなくて、クリスマスパーティか何かが始まりそうに
思えます。

 ここで、小生が正客をする旨の了解を得たのですが、もちろん
出しゃばっての立候補ではありません_  というより、連客の
反応は、「正客?? いや...ともかくお任せします」といった
様子だったのですから。(想定内ですけど)

 さて時間となりました。

   neijitsu16

 縁側から草履をはいて庭に降ります_
ここで雰囲気がガラリと変わります。 
(つまり、世俗から断たれた空間に入ったかもしれない!?)

 まず蹲踞で手を清めて_ 
苔が見事な、なかなか味のある手水鉢が置いてあります。
うん、すっかり茶会らしくなってきました。

   neijitsu19

 おっと、小生の所作をみんなが見ています。 つまり、小生が
間違えると、全員が間違えることになります。  ひょっとして、
柄杓をくるくるとまわしたりすると、全員がそうするだろうか。
(そんなことをしてはいけない)

 にじり口から茶室に入ります_
亭主側から手伝いが出て、草履などを扱ってくれたので、特別困る
ことはありませんでした。このにじり口は、慣れぬ人でも入りやすい
ように、少々大きめに作ってあるそうです。

   neijitsu18

 部屋に入って、床を拝見_
「和敬清寂」が掛かっていますが、これは小生宅でも、気に入って
最初に入手したものと同じ、言わば姉妹軸です。
 花は確か「ほととぎす」...。 偶然、2~3日前に他所で見て、
名前を覚えたばかりです。 よし、早速、亭主との問答で博識を
披露しなくちゃ。(花には全く弱い小生が知ったふりして喋っても、
すぐにボロが出そうですが_ この項つづく)

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