さすらいの茶人_13(不審な茶室)

西尾神社

 脇目も振らずに下まで降りて来ると、ちょうど小さな神社があります。
これは好都合、と急いで参拝をして、さらにもう少し遠くまで...  もう大丈夫。
ここまで追いかけては来ないだろう。 (もともと、何も追いかけてきてませんが)

 やれやれ、少し一休み。 と思った目の前に、今度はちょっと休憩して
抹茶を飲むにはちょうど良さそうな、気の利いた施設があります。

近衛邸裏門

 どうも話がうま過ぎです。
次に、ああひと風呂浴びたいなー と思うと、温泉が出現しそうですが、 
結局最後は、肥え溜めかなんかに入っているところを、村の衆に発見される
というのでは、かないません。

 怪しみながら様子を窺うと、ここは旧近衛邸を復元した、茶室と庭
とのことで、ちゃーんと呈茶もあります。
さすらい人としては、まさかこれを見逃すわけにもいきません。

近衛邸外周り

 門をくぐって中へ入っていくと、結構広い庭ですが、雰囲気は今ひとつといったところ。
ゆっくり庭を一回りしてから、座敷に上がることにしました。

 近衛邸とはどこの近衛邸か、どうせ「なんとか銀座」とか「かんとか富士」の類であろうと
高をくくっていたところ、なんと五摂家筆頭のあの近衛家の、恐れ多くも書院と茶室を
京都より移築したとのことで、何故そんなものが、頼みもしないのにいきなり目の前に
現われて、中でお茶でも飲んでいってくれと誘ってくれるのか、さっぱり解りません。

 一体、世の中の人は、こんなすばらしい施設が、素知らぬ顔であちこちにあるのを
知っているのだろうか。 小生、どこへいっても殆んど貸切状態で、どうしてこんなに
よくしてもらえるのか気味が悪いくらいです。 (時々、はずれもありますが)
 
 何はともあれ、呈茶券を買ってと。  や、やすい! (つづく)

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