稽古遠望_4(スーパー教師)

 師匠は門人に、技術や知識だけでなく心も教えているのであろう_
というような話をしましたが、このことは学校の教育にもあてはまるの
ではないだろうか。

  女子高
   (写真は本文とは関係ありません)

 例えば_ ある学校にスーパー教師がいて、結構豊富な知識を持ち
難しい問題でもサラリと解いたりする。
 さらに、この教師は相当な家柄で、兄は校長、父親は有名大の
教授、自身は東大卒業で○○委員会の有望委員だ。
 おまけにかなりのイケメンで女子生徒に絶大な人気が...!

 だがしかし、
彼は勉強のできない生徒は馬鹿にする。
風采の上がらぬ同僚の教師は、生徒の前でも罵倒する。
一方で、事あるごとに自分の才能や家柄を自慢することは忘れない。
成績優秀な生徒には、少しでもよい受験結果を得るべく猛烈に
指導するが、その生徒が直面している悩みには全然気付かない。
もちろん、落ちこぼれだの、いじめだのにはまるで関心がない。
でも、女生徒たちに自分がどう思われているかについては、敏感に
反応してしまう...

 こんな教師がいたらどうだろう。
(ふと、小生の高校時代の、ある教師の顔が浮かびましたが...)
 こんな先生に教えられて、まともな生徒が育つだろうか。

大学授業
   (写真は本文とは関係ありません)

「みんなから褒めてもらいたい」などと考えながら人を指導する
などは論外として、かの師匠たちは、とても相手の立場に立って
指導しているとは思われないのです。

 自分が教えたいことだけを教えるとか、自分はこういう風に教えたい
のだから、教わる者は、それに合わせるのが、当たり前であるとか、
つまり、自分の都合で自分のために人を指導している_ とすれば、 
それはロボットとは言わないまでも、せいぜい、学生がアルバイトで
家庭教師をやっている程度のレベルでしかないでしょう。

 いやいや、ところがしかし...。

 案外、さきの例のスーパー教師などが、生徒の親に人気があったり
するのが、現実ではないか_ という気がするのです。

 こういう親や、そういう先生に育てられた子供たちこそいい迷惑で、
それでも立派な人間になるとすれば、これはもう奇跡と言ってもよい
のかもしれない。 (つづく)

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