所用で東京都下の某所へ行ってきました。 小生は名古屋在住ですので、
東京駅まで「のぞみ」で1時間半弱で着きますが、この目的地へ行くのに
さらに3時間以上かかったのです。
つまり、合計4時間半以上かかったわけで、これなら名古屋から西に
行けば博多よりも遠くへ着いてしまう計算になります。
もちろん、ずっと乗り物に乗っていたわけではなくて、乗り換えのための
待ち合わせの時間(4回も乗り換えがありました)が長かったのですが、
いやはやそれにしても大変な旅でした。
まあこのあたりが「東京」のすごいところで、「東京」に住んでいる
親戚や友人を訪ねたときなどに、「大変な田舎に住んでいるのだなぁ」と
思うことがよくあったりします。
そういえば、小学生のころに母に連れられて初めて東京へ行った時は、
もちろん新幹線などなくて、東海道本線の夜行でいったのですが、前の
席(当時は対面式に座るのが普通でした)の2人連れが、予め用意して
持参してきた手作りの板を座席の間に差し渡して、そこに足を乗せると
いう工夫をしていたのを思い出します。
この当時は東京へ行くことがまだ大変珍しい出来事だったようで、
学校で授業中に「○○君は、東京へ行ってきたそうですので、東京に
ついての話をしてもらいましょう」などと、担任に言われた覚えがあります。
( ...戦後の話です。 念のため)
で、今回の長旅でそのことを思い出したわけですが、当時はそれこそ
10時間ぐらいかけて東京へ行っていたのでしょう。
(「客車列車の旅」より)
もっと後になって、小生が大学受験の合格発表を見に東京へ行き、
傷心のまま帰名するとき_ もう少しましな手段があったのですが、
今の自分にはこれが相応しいと考えて「各駅停車」の国鉄に乗って
帰ってきたことがあります。
このときは、前日から泊めてもらっていた親戚の家を朝早く出発し、
自宅に帰り着いた時は確か夜の10時とか11時とかになっており、
つまり、多分15時間ぐらい掛けて帰ってきたわけで、これなら歩いて
きても大差なかったような気がします。(そんなこともありませんが)
ともあれ、これが小生の東京・名古屋間の最長時間記録であり、
この記録が今後破られることはまず無いでしょう。
さて今回の話にもどります。 3度目ぐらいの乗り換えで、JRの
「八高線」というのに乗りましたが、この「八高線」で、ちょっと妙な
体験をしたのです。 (というところで、次回につづく)