茶の湯余聞_3(茶道・左右流)

 茶道の点前を見ていると、とくに柄杓や茶筅を扱う所作などは、
右利きの人用にできていて、左利きにはつらいだろうな_と思います。

 左右流2

 茶道の流派に表とか裏とかがあるのだから、いっそのこと右流とか
左流とかあったらどうか(無いですよね)などと、素人ならではの
発想をしたりする小生ですが、最近の子供は、家庭で右利きに矯正
するということが、あまりなくなったせいか、昔に比べるとうんと
左利きが多いのも確かなようです。

 茶道を習っている人はともかく、初めて茶会に誘われて、うっかり
出かけた左利きの人は、出された菓子を慣れぬ右手で掴もうとして、
おっと、コロコロ_ などということは無いのでしょうか。

 実は小生は小さい頃に頑固な左利きであったものを無理やり右利き
に矯正したせいか、ありがたいことに現在では両方の手がほぼ自由に
使えるのです。
 両方使えると便利なことが多く、特に怪我などをしてどちらかの
手が使えぬ時に、この能力は威力を発揮します。
 
 それでも、普段の生活で右手を主に使う作業と、左手が主な作業
とがあって、例えば、食事や字を書くのは右手ですが、絵は左手が
多いようですし、ハサミなどはどちらでもほぼ同じで、右側を切る
時と、左側を切る時で、ハサミを持ちかえたりしています。

 以前、左手を負傷して使えなかった時に、歯を磨こうとして、
右手であまりうまく磨けず、ここで初めて自分がずっと長い間、
左手で歯を磨いていたことに気づいた_ などということもある
のです。

 小生の子供たちも、そういう便利な親父を見ているので、右利き
にもかかわらず(練習のために)左手で食事をしたりしています。

 さて、小生は茶道の話をよくしますが、何度も書いているように、
茶道の点前そのものにはほとんど興味がなくて、手順などは全然
知りません。それでもたまには自分で抹茶を点ててみたくなることが
(5年に一度くらいですが)あったりします。

 もちろん、面倒なことは無しで、カミさんに茶碗に抹茶とお湯を
入れてもらって、はいどうぞと渡された茶筅で茶を泡立たせてみる_ 
というだけのことです。

 これがなかなか難しいのです。小生は細かい泡がたくさんある
ような状態が好みなので、そのようにしようとするのですが、
なかなか見ていると簡単そうなのに、やってみると肩に力が入って
しまって、疲れるわりに泡が立ちません。

 で、右手が疲れて限界状態になったら、茶筅を持ち替えて今度は
左手で点てるわけです。途中から元気いっぱいの選手に交代した
ようなもので、さすがにこのあたりになると、まあまあの泡が立って、
飲めるようになります。

 左右流1

 茶道の点前には、こんな流派はないのでしょうか...
炉の位置によって、右手で茶筅を使ったり左手に変えたりとか。

(この項おわり)

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