異端の茶会_15(間に合わぬ記念品)

 さて、我が家での初めての「茶会」が、ともかく無事に終わったという
ところまでお話ししました。 
(投稿をさぼっているので何の話をしていたのか忘れてしまいそうです)

  茶会6

 話は少し戻りますが、この種の茶会では、出席してくださったお客様に
(この地方だけの、あるいは小生の周りだけの習慣かもしれませんが)
ちょいとした「おみやげ(記念品)」を持ち帰って頂くというのが一般的との
ことで、我が家でも茶会の準備の時に、さてどうしたものかと頭を悩ませ
たのです。

 例のごとく、できるだけ低予算で、それでいて喜んで頂けるもの_
という虫のいい話ですので、簡単に見つかるわけはありません。

 カミさんがもらった「記念品」の中で、嬉しかった物は何か、と訊いた
ところ、ある師匠(この師匠は、故あって組織から外れ、単独で茶道に
勤しんでいる方です)が開いた、比較的簡素な茶会に出席した折に
頂いた「楊枝入れ」がすごく印象に残っているとのこと。
 それは、その師匠が一人で何日もかけて作ったものだそうです。

 う~む、それはよい話だ_ ということで、つまり自分たちが作った物
がよかろう、ということになったのです。
 さて一体何を作るべきか_ あれにしようか、いやそれは作るのが少し
難しそうだ。 ではこれにしようか、いやそんな物をもらっても誰も喜ばぬ
であろう...などと言っている内に、全然時間が無くなってしまいました。

 で、一体どうなったかというと_
結局「記念品」は、とうとう茶会の時に渡すことができず、2~3日経って
から、やっと完成して送ることができたのです。
 でも、普通なら致命的なこの遅れは、あまり問題になりませんでした。
なぜなら「記念品」は、当日の席の様子や道具や出席者などを写した
写真と、茶会を開いた経緯やお礼、それに師匠のお言葉などをのせて
作成したアルバム(のようなもの)にしたからなのです。

  茶会アルバム

 もちろん「アルバム」といっても、写真や文章をプリンタで普通の紙に
印刷し、表紙らしきものを付けて穴をあけ、紐を通して結んだだけの
簡素なものです。 それでも、この、時間が無くて苦肉の策で用意した
おみやげが、結果的にいかにも今回の「茶会」に相応しかったようにも
見えましたし、また、お客様に対しても、(どうせ安価な物しか、用意
できないならば)妙な記念品をお渡しするよりは、よほど「まし」であった
のではないか_ と、(手前みそに)納得したものでした。  (つづく)

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