素晴らしい物でもてなされたら、本当に、たいていの人は嬉しくなって、
心のもてなしなど大して問題にしない_ だろうか。
いやいや、やはりそんなことはないはずです。
少なくとも小生は、どんなに物でもてなされても、その人の心に卑しい
ものが見え隠れしたり、浅はかな動機が感じられたなら、あまつさえ
その人がこちらを見下した態度をとったりしたなら_
二度と招待されたいとは思わぬでしょう。
ただし、これはもちろん程度問題であり、ある程度は人間たるもの皆
そのような部分をもっているわけで、それを否定するほど小生は潔癖でも
なければ、そんなことが言えるほど立派な人間でも(全然)ありません。
そうではなくて、それでよいと考えているのか_
結局のところどちらへ向かって歩いているのか_
*****
どうも話が堂々巡りしながらだんだん重くなっていくような...。
今回は、そもそも最初から仮想敵なる腹黒軍団に対する悪口シリーズ
だったわけですが、何だか小生の意図するところから、だんだん離れて
行きそうな気配です。
ということで、このあたりでシリーズ名をあらため、少しだけ雰囲気を
変えてみようかと思います。
(あまり変わり映えしないかもしれませんが...)
しかし、どうも面白くありません。
威勢よく攻撃を開始したものの、思いのほか強い敵の抵抗にあって、
味方に動揺が起き、止むなく攻撃中止_ といった雰囲気です。
くやしいので最後にもう一つ、腹黒茶人かもしれない師匠の話を
披露(告げ口)しつつ、 一旦退却することとします。
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最近、自分の師匠に我慢がならず、ついにその社中(団体、一門)を
止めてしまった人の話を聞きました。
その人によると、その社中では、普段の稽古で使っている道具と違い、
高価な道具を使うときは、いつもの月謝とは別の「道具の使用料」を、
払わなければならないそうです。
でもまあ、これは「特別稽古」という事で、我慢できないでもないとの
ことですが、我慢できぬのは、時々師匠が新しい道具を入手すると、
社中の皆に披露することだそうです。
披露すること自体は、特に問題はありません。
ただし、その披露があった時は、月謝とは別に、「道具の拝見料」が
必要なのだそうです。
もちろん、私は拝見したくありませんなどとはとても言えないとのこと。
こんな師匠はどうですか?
(腹黒茶人 おわり。 稽古遠望(と、うさぎ) につづく)
コメント
はじめまして。いつも楽しく拝見しています。
このところのお話、道具商に踊らされている、しかも、その自覚がないのは如何なものか、ということですよね。
身の丈に合った茶の湯を追及したいと思っています。
ぶりさんコメントありがとうございます。
すっかり自分よがりの解りにくい話になってしまい
申し訳ありません。
もう少しの間、似たような話を続けますが、
よろしくお付き合いのほどを...。
こんにちは。
毎回楽しく拝読しております。
どうぞご遠慮なさらずに「腹黒茶人」のお話お続け下さい。
茶の湯について、自由な感想をもつことも、それを書き留めてみるのも、だれにも自由なはずです。
腹黒茶人はもっともっと糾弾されて良いものでしょうから。
続きも楽しみにしています。
う~む、そう言っていただけると、力が湧いてくるような...。
自分でもこの話がどこへ向かっているのか少々解らなく
なっています。
しばらく迷走が続くと思われますが、まぁブログとはもともと
そんなものですよね...。
お久しぶりです。
あー、本当にわかるわーと、うなずくばかりです。
利休が目指していたものとは大きくかけ離れているのです。
腹黒というより、もう、全面に黒さが出ている人が大勢います。
腹黒は可愛い方だと思いますよ(笑
ありがとうございます。
ちょっと自分の思考に自信をなくして、うろうろしている時に、
皆さんからコメントを頂いて、充電_ といったところです。
新シリーズもよろしくお付き合いください。