茶道の懐_15(アウトローの思想)

 さて、陶磁器で人生の楽しみの巾を広げた小生ですが、さらに 
陶磁器の他にも、いろいろな茶道具、茶室や庭、掛け物_ 等に
少しずつ興味を持ちはじめました。

古川為三郎記念館

 例のごとく図書館に行き、それらに関する本を順々に借りてきては、
寝る前に読むのが小生の大きな楽しみの一つになっているのです。

 興味を持ち、本を読み、などと言うと、大層な勉強をしているように
聞こえるかもしれませんが、全然大したことはありません。

 「ふ~ん、それは知らなかったなぁ。」なんて言いながら、本をぺらぺら
と、めくっているといった具合で、まあ言ってみれば「世界の七不思議」
などという本を面白がって読んでいるのと大差ないのです。

 「世界の七不思議」にしても、何年もかけていろいろな資料を集め、
ついには遺跡を訪ねて世界を巡る_ などというのなら大変ですが、
なに、寝そべって菓子でも食いながら、借りてきた本を読むといった
雰囲気なのですから。

 というわけで、「世界の七不思議」はともかく ...

 小生のような部外者が「茶道」について考えた時_ とりあえずは
堅苦しい所作で抹茶を点て、「どうぞ..」、「頂戴します」 などという
形式主義の塊のようなものしか思い浮かびませんが、さて少し目を
その周りに転じてみると、実にさまざまな世界が付随していることに
驚かされるのです。

 そして、このように茶道そのものよりも、それに関連し、付随した
日本文化の一端に興味を持ち_  さらに言えば、茶道をあたかも
日本文化に触れるための方便であるかのように考える_ という
具合に茶道を捉えている人間は、普通に茶道を稽古している人の
中には、多分あまりいないのでしょう。

 これは、小生が茶道の部外者であり、茶道の素人だからこその
考え方であるという、言ってみれば茶道アウトローの思想なのかも
しれません。

丈山苑の四阿

 さて、 日本文化 云々についての「茶道の_懐」も少し長くなった
ようですので、次回からは話題を変えて_

 この茶道の広い懐のあちこちに潜み、内部から茶道を蝕んでいる
物は一体何だ!   ...というお話を。
 ( 「茶道の懐」おわり。  「腹黒茶人」につづく )

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