茶事とは難題_11(気の利かぬ挨拶)

 お呼びがかかって、席入りとなりました。
ちゃんと扇子を置いて、お辞儀をして部屋の中へはいって...
このあたりは、普通の茶会でも時々経験していますので、
大丈夫です。 

  席入り

 ふと気が付くと、いつの間にか隣に助太刀氏が座っています。
こちらを向いてニヤっと笑うのを見て、どうやら小生も落ち着きを
取り戻しました。

 亭主が登場し、順々に挨拶の段です。
「想定」ではここで、小生がとんでもないことを口走るはずですが、
口走ってはいけない「とんでもないこと」とは何だろう。

 「本日はお忙しいところを出席させていただきまして_ 」とか、
「私は何もわからぬヴェテランですが_ 」くらいなら、まあよいか。
「このたびはご愁傷さまで_ 」などと言ったら大変かもしれない。

 ...馬鹿なことを考えていると、却ってそう言ってしまいそうです。
ここは、気の利いた挨拶をしよう等と考えてはいけない。素人らしい、
気の利かない挨拶をすべきです。

 「本日はありがとうございます。 どうぞよろしくお願い致します。」  
どうです。 これでもなかなか立派な挨拶ではないですか。

  炭点前
   (写真はNHK「趣味悠々・点前を楽しむ」より)

 炭点前(炉の火に炭を継ぐ様子を皆で見物するもの)が始りました。
みんなの後ろに、もぞもぞとついて行きましたが、隣の人の動きばかり
気にしていて、火の方など全然見ていません。

 料理が運ばれて来ました。これを折敷(おしき:膳)ごと受け取ります。
さあ、ひっくり返すぞ。 どうかな、どうかな。
 大丈夫です。 うまく受け取りました。 
今のところ、「想定」より相当上出来で進んでいるようです。

 折敷
   (写真は淡交「別冊・茶懐石」より)

 隣の助太刀氏の動きを目で追いながら、結構うまく真似できています。
時々、小生に妙な動きがあるのは、ある程度止むを得ません。
左の椀に手を伸ばして寸前で右の椀の蓋をとるとか、
もう一口食べそうなのに食べないとか、
隣の人と一緒になって鼻をつまんでいるとか、(これはないですが)

 順調に進んだ食事でしたが、最後に失敗をしてしまいました。 (つづく)

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