閑話諸口

今どきの休校日-2

小・中学生が、一体どのくらいの日数、学校へ行っているか、
はたして世の人たちは知っているのか_ という話の続きです。
もちろん、地域や学校によっていくらかの差はあるでしょうが、
以下は小生の地方の公立校でのお話です。

教室

小生の計算では、現在の小学生や中学生は、年間を通して
2日に1度くらいしか学校へ行っていません。
これは、そのくらい不良がいて、コンビニやゲーセンで時間を
つぶしているというような話ではなく、まじめな生徒でも同じで、
つまりそれほど休みが多いということです。

具体的には、祝日や夏休み等を除くと、学校がある日は年に
たった190日程度しかありません。
しかも、これはあくまでも「通常、学校が休みでない日数」
ということであり、特別な休日は計算に入れてないのです。
また、休みで無い日も必ずしも学校で勉強をしている日とは
限りません。

つまり、遠足もあれば運動会もあり、今日は先生が出張だ
昨日は何とか記念日で殆んど授業がなかった、などという
ことも結構あるようです。

結局のところ、土曜日を完全休日にしたことが原因で、
気がついたら休校日だらけになっており、一部の優等生を
別にすると、子供たちは大喜びというわけです。
(公立の小中学校の方が、一般的に休みが多いようですが、
特別な進学校を除けば、私立でも大差ないようです)

おまけに、すぐに「代休」というものが登場し、例えば
小生の学区の中学校では、今年の運動会は土曜日にあり、
月曜が祝日でしたので、運動会の後は日曜月曜と連休に
なるはずでした。 ところが、もともと休みのはずの土曜に
運動会があったということで、火曜日が代休になり、結局
運動会のあとは3連休になったのです。

運動会

「お疲れ休み」という不思議なものがあるのは、ひょっとすると
当地域だけでしょうか。 旅行などの特別行事があったあくる日は、
「お疲れ休み」と称して休校日になるのです。

我々の年代の意識としては、特別行事があったために通常の
勉強ができなかったのだから、次の日は頑張って勉強しなくちゃ_
ぐらいに考えそうなのですが、とてもそんな雰囲気ではありません。

一体どなたがお疲れなのですか?  などと、
嫌みの一つも言ってみたくなるというものです。 (この項つづく)

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