キャンディーズ 音楽

キャンディーズ_4(もちろん赤組)

 ところで、キャンディ―ズに関して(少し前までの)小生と同程度かそれ以下の知識しかもってない人のために、多少の説明を書きます。まずはメンバー紹介から。(これらの説明は、この小生の投稿の内容を理解するための補助的な説明であり、小生の誤解と私見が入った不正確なものである可能性があることをご理解の上、読んでください。もちろん出来る限り正確を期すようにしましたが...)

左から「ミキ」「ラン」「スー」(Pinterestより)

・「ランちゃん」伊藤蘭。
レコードデビュー時は18歳。3人の中では最年長で、責任感が強く他の2人から頼られていたようである。ほとんどのシングル曲でリードボーカルをとっている。歌は3人の中でも特別うまいというわけではないが、リードボーカルに必要な埋もれない声質というものを確かに持っており、ライブなどでのMC(いわゆる「語り」)でも、よく通る魅力的な声を披露している。イメージカラー(3人それぞれを表す色)は赤。(因みに、ランちゃん推しのファンのことを「赤組」と称したりする) そして、彼女はファンの間ではダントツの一番人気を誇っており、小生ももちろん「赤組」だったりします。

 さて彼女がソロで歌っている代表的な曲を紹介しようと思ったのですが、あまり適当な曲が見つかりません。ランちゃんは、「年下の男の子」のようなシングル曲でこそ、その能力を発揮できるように思います。(もちろん、異論があるファンの方は一杯いるでしょうが)
 ということで、特にお勧めというほどではありませんが、次の曲はアルバムの「年下の男の子」の中のランちゃんらしい1曲「卒業」です。サビの部分は主にミキちゃんがメインで歌っています。尚、YouTubeの映像・音源はキャンディーズ解散の半年ぐらい前の砂防会館でのコンサートの時のもの。
≪「卒業」YouTube dominickexより≫

・「ミキちゃん」藤村美樹。
レコードデビュー時は17歳。音楽一家に育ち、3人の中では一番音楽的素養があり、コーラスでは難しいパートを歌うことが多い。ライブでもいつも安定した音程で歌唱している。いろいろな曲を巧みに歌いこなし、洋楽(特にソウルミュージック)に対する造詣も深い。アルバムで採用された自作曲も多いなど、キャンディーズの音楽面でのリーダーと自他ともに認めているのだが、リードボーカルとしては声質、声量ともに少々物足らないものがある。イメージカラーは黄。当時は3人の中で一番人気が無く地味な存在だったが、解散後にキャンディーズのファンになった者からは結構人気がある。

 次の1曲は、ミキちゃんが軽やかに歌っている「帰れない夜」。これはキャンディーズ中期のアルバムの中の1曲だが、このころになるとキャンディーズのコーラスも充分に聴きごたえのあるものになっていると思う。
≪「帰れない夜」YouTube CANDIES PREMIUMより≫

・「スーちゃん」田中好子。
レコードデビュー時は17歳(最年少)。明るい性格で誰にも好かれるタイプ。デビュー時にはリードボーカルを務めていた。YouTubeで当時の映像を見てみると、確かに3人の中でソロ歌手として歌って通用しそうなのは、(歌唱や容姿において)彼女だけのような気がする。特に高音の張りのある歌声は素晴らしく、コーラスの中でも「スーちゃんの高音」はとても魅力的である。但し、何故か中音域での歌唱が音量・音程ともに不安定で、メロディの重要な部分が聴き取りにくいこともままある。イメージカラーは青。キャンディーズは芸能人にもファンが多かったのだが、その中では「青組」が多かったようである。また、やや太めの体型が特徴だが、どちらかと言うと他の2人が細すぎるのだという声も多い。

 次の1曲は、スーちゃんが歌っている「バイバイセンチメンタル」で、キャンディーズ中期のアルバムの中の1曲だが、YouTubeの音源はキャンディーズ解散コンサートの時のもの。スーちゃんは絶叫する観客たちを、いつもこの歌で静まり返らせることができた。
≪「バイバイセンチメンタル」YouTube Miki Qazpoi9より≫

「ミキ」「ラン」「スー」(Pinterestより)


  3人ともそれぞれの個性があり、それがまたキャンディーズとしての魅力になっていたわけですが、(Wikipediaによると)作家の山口瞳が「私はスーちゃんを妻にし、ランちゃんを恋人にし、ミキちゃんを秘書にしたい」と評していたとのことであるが、まさに言い得て妙_といったところ。

 ということで、今回は(初心者による初心者のための)「キャンディーズ入門」の一席でした。
(この項つづく)

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コメント

  1. マコ より:

    初心者向けの解説を読んでからでから聴くと

    また印象が違いますね。

    夏は The Beach Boys ですので 

    間にキャンディーズを聴いています。

    • kitapon より:

      そう言えばキャンディーズはビーチボーイズのカバーはしていないですね。
      ファルセットの得意なランちゃんが歌ったら面白かったかも。

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