キャンディーズ 音楽

キャンディーズ_5(YouTubeの威力)

 さて、YouTubeなどでたまたま見つけたキャンディーズの動画を楽しんでいた小生ですが、そのうちにネット上で、キャンディーズの中古のCDを安く販売しているのを見つけて、面白半分に購入してみました。これはキャンディーズの全シングル(のA面)曲の18曲を集めた、後からの編集アルバムで、このCDをパソコンに入れたり、車のオーディオに入れたりして聴いているうちに、どうやら小生も、キャンディーズの曲を一通り知っている程度の「初歩のファン」になったようです。

アルバム「2000 BEST キャンディーズ」

 ところで、シングル曲というものはどうしても「売らんがため」に、良い曲というよりも話題性のあるものとかその時点で流行りそうな曲とかが多くなるようで、そのアーティストを理解したいなら、やはりスタジオアルバム(つまり、後からヒット曲を集めたような編集アルバムでなくて、最初からアルバム用に作られたもの)を聴くのが一番の近道と言えます。
 キャンディーズは11枚のスタジオアルバムを発表しており、それらを今から全部揃えるというのは昔ならとても現実的な話ではなくて、小生のキャンディーズに対する興味もこの辺りまでで終息する_ というところでしょうが、今の時代では先にも述べた通り、ネットのストリーミングサービスを使えば、好きなだけダウンロードしたり、いつでも望むアルバムを聴くことができるのです。くどいようですが本当に便利な世の中になったものです。

 さらには、YouTubeを利用すれば、単に曲を聴くだけでなく、例えば当時のキャンディーズのコンサートやTV出演での様子などを目の当たりにできるわけで、これは便利という次元の話ではなくて、まるで小生自身が、その時代にタイムスリップしているような、そんな錯覚にとらわれることさえあります。

 例えば、次の動画はキャンディーズ後期のTV出演時のものですが、まだレコードデビューする前のNHKオーディションでの録音テープを聴かされて、驚く3人の様子がよく解り、YouTubeの威力をまざまざと見せつけています。

≪「オーディション・テープ」YouTubeより≫

 タイムスリップと言えば、「空気投げ」を知っていますか。
 小生が小学生の頃の話です。柔道の三船十段が、ほとんど触れもせずに相手を投げ飛ばす_という、まるでマンガのような奇跡の技「空気投げ」を見事に決めて、全日本柔道選士権で優勝するというお話が、少年雑誌に(絵付き物語などとして)載っているのを、当時の小生たちは心躍らせ、夢中になって読んだものでした。
 もちろん、当時は動画どころか、それらしい写真すら載っていませんでしたので、「赤胴鈴之助」の「真空切り」や「少年ジェット」の「ミラクルボイス」などのマンガと同等の夢物語として、ほとんど空想の世界にのみ存在するものでしかなかったのです。(知りませんよねぇ...)

 ところが最近気が付いたのですが、YouTubeには、本物の三船十段がこの「空気投げ」を実際に披露している動画があるのです!! この動画を見つけた時は本当に驚きました。「相手に触れずに」というのは大袈裟でしたが、それでも十分に満足できる内容です。まさかこの歳になってから、あの少年の頃の夢物語の中の奇跡を実際にこの目で見ることができるとは!
 これって、ある意味、タイムスリップと言えるのではないですか。YouTubeは大袈裟に言えば、何だか文化のあり方を変えてしまうようにも思えます。

空気投げ(YouTubeより)

 また脱線しましたが、キャンディーズの話に戻しましょう。
 わりに最近のこと、学生時代からの友人夫妻が旅行帰りに手土産を持って来宅しました。この友人はどちらかと言えば(小生の周りではめずらしく)硬派なタイプで、長髪の仲間が多かった学生の頃にも一人だけ「刈り上げ」を貫いていたような男ですが、音楽にもあまり縁が無くて、カラオケに行けば軍歌でも歌い出しそうです。
 その友人と話している時、どんな話の流れかは忘れましたが、とにかく小生が最近「キャンディーズ」にハマっているという話になったのですが、さてそれを聞いたこの友人の反応は、どうだったか_わかりますか。
 小生は以下の2例のどちらかであろうと予測しました。

(例1)「何い、キャンディーズ? いい歳をして何を言っとるんだ!」 
(例2)「キャンディーズ? それは一体、何のことだ」

 ところが実際はこうだったのです。
「おう、キャンディーズならちょうど今、車で聴きながら走ってきたところだ」
 そして、隣にいた奥さんがバッグから「ほら」と取り出したものは、何とキャンディーズのCDだったのです。 (これ、本当のお話です...  この項つづく)
  

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コメント

  1. マコ より:

    私は何組でもありませんが、面白おかしく楽しんでおります。
    You Tubeには本当にお世話になっておりますね。
    そして今回の落ちは爆笑しました(笑)

    • kitapon より:

      彼がキャンディーズを聴くこと自体にも驚きましたが、何故そんなピッタリなタイミングで聴いていたのかが大層不思議でした。
      キャンディーズには何か不可思議な縁が...

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