先日、公共の施設を借りて稽古茶会をしました。 とても手入れの行き届いたお庭のある
         素敵なところです。 

          家の稽古場は庭も水屋もないので、普段、席入りや水屋の使い方の稽古ができません。
         それで、「茶会」ではなく、「普段できないお稽古」をしてきました。
            
          でも、せっかく素敵な場所を借りるので稽古だけではもったいないので、
         家に稽古に来てくださるお花の先生とその生徒さんたちによる 「花展」も 合同でしていただきました。
          お昼は下の写真の花いっぱいの広間で松華堂弁当と碗盛をいただき、
         その上、家に稽古にいらっしゃる声楽家の方がプロの歌を歌ってくださり、最高の一日でした。

          みなさん顔見知りでしたので、緊張する事もなく、楽しい「お稽古」ができたと思っています。
         中々好評でしたので、定期的にできたらいいなと思っています。

                       
          道具は普段の稽古道具でするつもりでしたが、 私の親先生が
        少しくらい
目新しい物がなくては・・といくつか貸してくださいました。
        それで、お借りした物と普段使いの道具で稽古を
しました。
        釜や、炉ぶちは常設の物を使いました。本当に、普段の稽古のように。

          また、同時にして下さった「花展」も私が過去に見た、いわゆる会場でのそれとはまったく違う
        趣きでした。日本家屋にいけばなのなんと似合う事かと、あらためて気付きました。
        花材もいわゆる「花展」によくあるたいそうな物は何もなく、生徒さんが自分達で整えた花を
        とても清楚に 活けてくださいました。              

                                 

           そして、お昼の点心を頂いている時にうたってくださった歌は、 正に手の届く距離での
          心ふるえる本物のLIVE!です。
       
           こんなに贅沢な時間は、、大変な思いをして、もっともっとお金をかけないと無理なように 
          思っていましたが、そんな事はありませんでした。

           お招きした方に、心を込めて一椀を差し上げる。立派な道具、多くの言葉はなくとも、
         心の通い合うおもてなしのお茶ができるように精進していきたいと思っています。

       

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